10月11日の日経平均は、21,798.87円の246.89円高と1%以上上昇しています。米中通商協議の進展期待から買われています。

米国株式市場もNYダウが26,816.59ドルの319.92ドル高と大きく上昇し、ナスダック指数、S&P500指数も同様に上昇しています。

CME日経平均先物も22,035円と大きく上昇しており、連休明けの日本株市場も期待できそうです。



気になるのはNYダウを含めた米国株指数が、大引け30分前ぐらいから急激に上げ幅を縮小したことです。NYダウは約200ドルほど下げ、チャートが上髭を引いたことが気になります。

しかし、ISM製造業景況感指数などの低迷により下げた分は、ほぼ取り戻したため相場の基調は強く感じています。

マザーズ指数が逆行安しているのも気になりますが、年末高を期待する私としては、NISA枠分買うタイミングを引き続き計ります。

週明けの月曜は日本市場は休みのため、14日の米国株市場の動きが今後の展開に大きく影響しそうです。

10日に安川電機(6506)が決算を発表しています。売上高が2,217億8,000万円(前年同月比-14.7%)、営業利益は124億5,700万円(同-59.2%)、純利益は87億9,300万円(同-66.3%)とかなり悪い決算です。



日経平均が大きく上がっていたことや、事前に株価に織り込まれていたようで3,810円の-25円で引けています。米中貿易摩擦がいい方向に動き、下半期の業績回復を見込んでいる可能性もあります。

安川電機は決算発表が早く、産業用ロボットや半導体関連が主力事業のため、今後発表される電気機器関連銘柄の決算予想に参考になります。

単純に考えると安川電機の決算が悪いという事は、今後発表される電機機器関連銘柄の決算も悪いことが予想できます。

産業用ロボットや半導体関連銘柄を含む、電気機器関連銘柄は日経平均に採用されている数が多く、時価総額も大きい銘柄も多いため、TOPIXにも大きな影響を与えます。



この業種の決算が不調という事は、日経平均を含む株価指数に多大に影響を与える可能性があるため、今後の展開に不安を覚えます。

その他の電気機器関連銘柄の決算まで時間があるため、それまでにいろいろな材料が読み込まれ、単純に安川電機の決算が今後の未来を占うものではないですが、頭の片隅に入れておいた方がよさそうです。

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